屋上防水メンテナンスで長持ちさせる建物を作る その1

屋上防水は、素人にはわかりにくい部位と言われています。
屋上防水は、建物を上部からの雨風などからしっかりと守ってくれる、とても重要な部位です。
とても重要な建築工事の中の一部分でありながら、なぜか屋上防水工事という部分は
なじみが少ない傾向があります。
その理由をご説明します。

・目に付きにくい屋上部分のため
1番の馴染みが無い理由は、屋上に施工されているという事です。
屋上は日常的に目に付きにくい部分のため、特に素人には視界には入りにくいです。
同じ建物の外部でも、外壁は人の目線に上にある部分のため、建物に興味が無い方でも自然と目に付きます。
加えて、実際に工事を行っている状態を目にする事も多くあります。
屋上は生活の過程にて目にしにくい部分のため、忘れられやすい部位となっています。

・屋上防水は10~20年に1度程しか工事を行わない
屋上防水の寿命は、防水の種類によりますが10~20年程度です。
そのため、記憶に刻みにくく忘れやすい部分と言えます。

・特殊な工事なので関心を持たれない
防水工事というのは特殊な工事のため、一般の方にあまり関心を持たれない工事とも言われています。
いざ工事を行ったとしても、お客様が一度も状態を確認をしないまま工事が終了してしまう事も少なくありません。

建物の外部といえば外壁にばかり目が行き、数年ごとに外壁の改修工事を行うご家庭も少なくありません。
外壁ももちろん大事な部位ですが、建物上部からの不具合による影響は即座に生活に支障をきたす厄介なものです。
少しの雨漏りでも即座に建物に影響を与えてしまうため、屋上防水は本来頻繁にチェックしなければいけない部位という事になります。

環境に優しいポリマーセメント系塗膜防水 その3

ポリマーセメント系塗膜防水の工程は決して面倒ではありません。
今回は施工の流れを説明します。

・下地清掃
防水の密着を強固にする為に、ホコリやゴミなどの不純物を綺麗に取り除きます。
ケレンにて凹凸を無くし清掃をし、ほうきや場合によっては掃除機も併用し綺麗にします。

・下地処理
鉄筋コンクリート下地のジャンカや木コン、セパレーター等を綺麗に取り除き、
樹脂モルタルを利用して欠損部分を綺麗に平滑とします。
その後、専用の補修材を用いて補強塗りを行います。

・乾燥
下地処理が終わった後、十分に乾燥させてから防水工程に移ります。

・プライマー塗布
専用プライマー液を所定通り希釈して作り、ローラーを用いて均一に塗布します。
1~2時間のオープンタイムがあるため、必ず守って次の工程に進むことが重要です。

・防水材塗布
所定の通りに撹拌した防水材をローラーや刷毛を用いて塗布し、
専用のクロス材を敷設しその上から再度防水材を塗布します。
これらがきちんと硬化した事を確認した後、上塗りとして防水材を更に上塗りします。

・保護塗料塗布
塗料を良く撹拌し、ローラーや刷毛を用いて均一に塗布します。

・養生
防水材が十分に硬化するまで、養生を行います。
十分に硬化する前に触れてしまうと防水層が損傷してしまうため、
完全に硬化するまでは防水層に触れないように注意が必要です。
防水施工完了後24時間以内に雨が降る恐れがある場合は、作業を中止しなければいけません。

普及している防水にも様々種類がありますが、独特の臭いを発することから
近所への配慮など気になってしまう方も少なくないようです。
ポリマーセメント系塗膜防水は、臭いの心配が無い防水のため、
住宅密集地であってもおすすめ出来る防水です。

環境に優しいポリマーセメント系塗膜防水 その1

屋上防水工事には様々な種類がありますが、どの防水も有機溶剤等と隣り合わせになってしまうのが大きな難点と言えます。
ホルムアルデヒドなど様々な有機溶剤が問われている中、余計な被害が少ない防水を採用したいものです。
そんな屋上防水の中でお薦めなのが、ポリマーセメント系塗膜防水です。
ポリマーセメント系塗膜防水は、あまり聞きなれない名称の防水と思わがちです。
しかし、その歴史は非常に長く、30年以上の長い歴史がある防水工法です。
ポリマーセメント系塗膜防水には様々な魅力があります。

◆基本的な特徴
・有機溶剤を一切含んでいない防水
ポリマーセメント系塗膜防水とは、セメント系のパウダーとエマルション樹脂を合わせた材料から成り立っており、
有機溶剤を一切使用していない防水です。
特定化学物質障害予防規則の配慮を必要としないので、安心して採用が出来ます。
無機質な水系の防水材であり、配慮に適した防水となります。
様々な溶剤系の防水材が多い中、とても画期的であり現代にふさわしい防水材です。
もちろんF☆☆☆☆ですので、安心して採用が出来ます。

・施工の際にも有機溶剤などの不純物を一切使用しない
防水の施工といえば、火気や有機溶剤などの危険な物を使って行う事が定番ですが、
ポリマーセメント系塗膜防水材は、火気や有機溶剤などの危険な物は一切使用しません。
その為、引火性やガス中毒などの心配は一切ありませんので、
作業周囲や施工作業上での安全性の向上を図る事が出来る、まさに理想的な防水材です。

・耐久性が高い防水
無機質の材料を使った防水なので、優れた耐久性を発揮する事が出来ます。
また、密着材が高い防水ですので、はがれにくく頑丈な防水とする事が出来ます。
様々な外的刺激に負けずに長持ちするので、メンテナンス費用が掛かりにくい防水と言えます。

魅力は他にも、完成後の美観が良さ・カラーバリエーションの豊富さが挙げられます。
詳しくは次回ご紹介します。

マンション外壁の防水工事と防水塗料 その5

前回、防水工事と防水塗料などの施工時期について説明をしました。補修工事などの施工時期は一般的に春か台風前の秋が適していますが、しかし日本の地域ごとにより、気温や湿度は異なります。そのため、全てが先に解説した内容に該当する事は難しいことがうかがえます。
外壁塗装で適している条件は①気温15度~30度②湿度が65%以下の環境には向いているといわれており、この2点の条件に該当する季節が春と秋ということからこの時期の施工がベストシーズンとされている背景があります。また防水工事に関しても冬場は乾燥し凍結、結露の可能性が高いため冬場の施工は避け、夏場は防水シートが伸びてしまい冬場に縮むことも考慮し夏場の施工は難しく、一般的には春か秋が最適な時期と推奨されています。しかし、防水工事に関しては防水工法やメーカー側が推奨する防水工法などにもよりますので一概にはこれら内容に該当するということもありません。
また、ベストシーズンとされている春や秋の場合、春は不安定な天候が多く、秋は台風の時期のため施工が進まない日が続く影響で、工期が伸びる可能性も少なくありません。
このように、メリットとデメリットを踏まえたうえで、防水工事や補修工事などの最適な時期や環境を見分けることが、もっとも大切なポイントとなります。

マンション外壁の防水工事と防水塗料 その4

さて、これまでマンションの外壁塗料の種類や機能性、そして日本の風土に合わせた塗料選びについての説明をしてきました。
先に説明した「ピュアアクリル塗料」は時期や環境によっては工期が長期化することも予想されますが、防水性、高い耐久性、遮断性などトータルバランスが優れていることを考慮すると、日本のマンションや住宅塗装に求められる要素が備わっていることが理解できます。ピュアアクリル塗料のような防水性の高い防水塗料を使用することによって得られる効果は高く快適な住まいづくりにはおさえておきたい知識の一つです。
しかし、日本のように四季のある風土の場合には“いつ”の時期がもっとも外壁の補修工事や防水工事に適している時期なのでしょうか。
塗料には適度な温度と湿度が必要です。そのため、冬場は防水塗料などが乾燥するまで凍ってしまったり、表面のひび割れや硬化してしまう可能性が高いため冬場には適していません。梅雨時期はコンクリートに水分が含まれすぎてしまい、夏場は蒸発した水分が塗料の下に溜まってしまうため硬化しません。そのため、冬、夏、梅雨時期の施工は向いておらず、一般的に、防水工事も外壁などの補修工事も爽やかな気候の春か台風前の秋が適しているといわれています。
また、建造物によって、とくにマンションなどは入居者の快適性を重視すると夏場の施工を避けるケースも少なくありません。

マンション外壁の防水工事と防水塗料 その3

日本には四季があります。爽やかな気候の春に長雨続く梅雨の季節を過ぎると、高温多湿な日本の夏、空高く過ごしやすい気候が続く秋、寒気団の範囲が広がり乾燥が続く冬と、このように日本には熱帯的気候と寒気的気候が共存していることから四季がうまれ、そしてこれまで日本の文化が育まれてきました。また、日本人の生活様式も四季にあわせ日本の風土に適した素材や材質を使用することは至極当然のこととされています。
外壁の補修工事や防水工事に関しても本来の目的は日本の風土に適した、防水効果の高い素材や材質を用いて建物内部に雨や湿気などを侵入させないことが大切なのです。
そのため外壁塗装では先に説明した通り、塗料にはいくつかの種類があり耐久性や機能性によっても異なります。防水効果の高い防水塗料を使用することは大切なポイントの一つとなります。防水に必要な高弾性を有し、紫外線に強く高耐久性で日本の風土に最も適している「ピュアアクリル塗料」は不純物を一切除去したアクリル100%の樹脂が使用され耐久年数10年~15年は持続するといわれています。トータルバランスに優れているピュアアクリル塗料は純度の高い樹脂を使用した水性塗料であることから冬場の施工には向かず、工期が長くなるという点もあり環境や時期を選ぶ塗料の一つですが、ピュアクリル塗料の需要は年々伸びています。

マンション外壁の防水工事と防水塗料 その2

前回に引き続きマンション外壁の改修工事に伴う説明をします。前回の説明の中では建物の外観をいつまでもキレイに保つための補修工事の目安時期を中心とした説明をしましたが、今回は外壁の防水工事に伴う塗料についてお話を進めていきます。
外壁塗装は、使用する塗料によって機能をはじめ耐久年数も大きく異なってきます。
代表的な塗料としては、主成分が人口的な素材である樹脂から出来ている「アクリル塗装」、耐久年数は約4年、柔らかく密着性のいい「ウレタン塗装」の耐久性は約6年、防汚性が高い「シリコン系塗料」の耐久性は約13年、塗膜の寿命が長いことが特長の「フッ素系塗料」の耐久年数は約18年、遮熱効果と断熱効果が期待でき夏場や冬場の光熱費の節電効果にも繋がるといわれている「断熱塗料」などの耐久年数は約20年とされています。
このように、塗料によって機能性や特長もさまざまですが、このなかでコストパフォーマンス面や耐久年数において最も主流とされているのは、シリコン系塗料といわれています。シリコン系塗料にコーティング素材を施すことによって雨や泥などをはじく防水効果が期待でき、防水塗料の役割を果たすなどいつまでも建物をキレイに保てることも魅力の一つです。
塗料の効果は建物の美観を保持するだけではなく、コンクリートの中性化や劣化を抑える効果もあります。

マンション外壁の防水工事と防水塗料 その1

ビルやマンションなど多くの建造物は年月とともに経年劣化が伴い老朽化してきます。
これはどの建物においても該当する事項であるため、定期的なメンテナンスが必要不可欠とされています。マンション外壁の改修工事の目安と防水工事、防水塗料についての説明をします。
通常、タイルや陶器、磁器質の素材は防水性に優れた材質と一般的にはいわれていますが、しかし目地材として使用されることの多いモルタル素材は年月とともに防水性能が低下し劣化や損傷が目立ちはじめてきます。これらを放置してしまうことにより、壁や天井の破損や外観の映り方が低下することになり、マンションイメージを損なう事にも繋がってきます。このような状態を避けるため適切な時期に外壁の補修工事を行うことが重要なポイントとなります。補修時期の目安としては、劣化の状況や立地条件にもよりますが約8~10年が目安とされています。
劣化を見分ける目安は外壁にヒビ割れやサビ、藻やコケなどが生えてきているなど、これら状況が一つの外壁の補修工事の目安となり早めの補修が必要といわれています。
また、剥離している旧塗膜のサビ部分や劣化している部分のサビを落とす作業である鉄部塗装全般を5年に一度の目安で行うことで建物の耐久年数を延ばし快適な住環境を維持することができます。