注意も必要な「かぶせ工法」 その1

ここ数年、かぶせ工法は防水のメンテナンスとして多く活用されるようになりました。
かぶせ工法とは、既存の防水層をそのままにして上から新しい防水層を作る工法です。
大変便利な防水メンテナンス工法ですが、便利故に適さない防水層もあるため
注意しなければいけません。

かぶせ工法を行っても良い防水層は、雨漏りを起こしていない状態のものです。
既に雨漏りが生じている場合は、その上から新しい防水層を重ねるとすぐに膨れてしまう等の
不具合を起こしてしまう事があります。

せっかく高い費用をかけてかぶせ工法を行っても、数年で雨漏りを起こしてしまいます。
雨漏りが既に起きている防水層の場合は、必ず全面撤去をした上に新しい防水層を作るように
しましょう。

防水工事のメンテナンスで、既存の防水層の全面撤去をする場合に気になるのは、
防水層を撤去した時に雨が降る事で雨漏りを起こしてしまう事ではないでしょうか。

確かに、本来雨を避ける役目の防水層が全て無い状態ですので、
雨が降ってしまえば弱い場所から雨が浸透してしまいます。
防水屋さんは、このような事が起きないように、その日の施工分の防水層のみを剥がして
新規防水層を作成するようにします。

しかし、防水層が撤去されたままの状態で放置しなければならない事もあります。
その場合は、仮の防水材を塗布して雨漏りを一時的に防ぐ事が出来ます。
仮防水材は様々な種類があり、新規の防水材料との関係性を考慮した上で選定します。
仮防水材は、1週間程度の防水効果を発揮してくれますので、とても安心です。

次回は、むやみにかぶせ工法を勧める悪徳業者についてご説明します。