環境に優しいポリマーセメント系塗膜防水 その3

ポリマーセメント系塗膜防水の工程は決して面倒ではありません。
今回は施工の流れを説明します。

・下地清掃
防水の密着を強固にする為に、ホコリやゴミなどの不純物を綺麗に取り除きます。
ケレンにて凹凸を無くし清掃をし、ほうきや場合によっては掃除機も併用し綺麗にします。

・下地処理
鉄筋コンクリート下地のジャンカや木コン、セパレーター等を綺麗に取り除き、
樹脂モルタルを利用して欠損部分を綺麗に平滑とします。
その後、専用の補修材を用いて補強塗りを行います。

・乾燥
下地処理が終わった後、十分に乾燥させてから防水工程に移ります。

・プライマー塗布
専用プライマー液を所定通り希釈して作り、ローラーを用いて均一に塗布します。
1~2時間のオープンタイムがあるため、必ず守って次の工程に進むことが重要です。

・防水材塗布
所定の通りに撹拌した防水材をローラーや刷毛を用いて塗布し、
専用のクロス材を敷設しその上から再度防水材を塗布します。
これらがきちんと硬化した事を確認した後、上塗りとして防水材を更に上塗りします。

・保護塗料塗布
塗料を良く撹拌し、ローラーや刷毛を用いて均一に塗布します。

・養生
防水材が十分に硬化するまで、養生を行います。
十分に硬化する前に触れてしまうと防水層が損傷してしまうため、
完全に硬化するまでは防水層に触れないように注意が必要です。
防水施工完了後24時間以内に雨が降る恐れがある場合は、作業を中止しなければいけません。

普及している防水にも様々種類がありますが、独特の臭いを発することから
近所への配慮など気になってしまう方も少なくないようです。
ポリマーセメント系塗膜防水は、臭いの心配が無い防水のため、
住宅密集地であってもおすすめ出来る防水です。

環境に優しいポリマーセメント系塗膜防水 その2

ポリマーセメント系塗膜防水には様々な魅力について、続いてご紹介します。

・様々な部位に採用出来る防水
塗膜防水のため、様々な部位に採用する事が出来る便利な防水です。
屋上をはじめ、急こう配屋根、ベランダ、バルコニー、外部廊下、サッシ廻り、厨房、電気室、
ボイラー室、浴室、トイレ、地下外壁等、様々な部位に使用する事が出来るマルチな防水です。
狭い部分や凹凸が激しい部分でも、綺麗に納めて使う事が出来ます。

・カラーバリエーションが豊富
防水といえば暗くて地味な印象のカラーばかりですが、ポリマーセメント系塗膜防水は防水層の中では、
カラーバリエーションが多い防水と言えます。
グリーン系やグレー系だけではなくレッド系もあり、オシャレな防水層とする事が出来ます。

・廃材が発生しにくい
塗膜防水のため施工の際も既存の塗膜撤去の際も、廃材の量を出しにくいという大きなメリットがあります。
余計な廃材を増やす事がないので、現代の環境を考える時代には非常にふさわしい防水と言えます。

・薄い厚みの防水材なので余計な荷重を建物に与えない
塗膜防水のため、防水の中では薄い厚みの防水層となります。
工程により、0.8㎜~1.6㎜程度の厚みとなります。
薄く軽い塗膜で、建物に余計な荷重を与えず耐震性に富んだ建物とする事が出来ます。
大地震が多い日本では、屋根部分の荷重を少なくさせる事は1番の理想と言えます。

・防水層の仕上げの種類が多い
防水層の仕上げは、非歩行用仕上げ塗材や軽歩行用仕上げ塗材、セメントモルタル、
薄塗り型ポリマーセメントモルタル、保護緩衝材の5つの種類があり、ニーズに合わせて選ぶことが可能です。

このように、今までの防水行為とは違い様々なメリットがある防水です。
素晴らしい材料と素晴らしい工程で施工ができる理想的な防水と言えるでしょう。

環境に優しいポリマーセメント系塗膜防水 その1

屋上防水工事には様々な種類がありますが、どの防水も有機溶剤等と隣り合わせになってしまうのが大きな難点と言えます。
ホルムアルデヒドなど様々な有機溶剤が問われている中、余計な被害が少ない防水を採用したいものです。
そんな屋上防水の中でお薦めなのが、ポリマーセメント系塗膜防水です。
ポリマーセメント系塗膜防水は、あまり聞きなれない名称の防水と思わがちです。
しかし、その歴史は非常に長く、30年以上の長い歴史がある防水工法です。
ポリマーセメント系塗膜防水には様々な魅力があります。

◆基本的な特徴
・有機溶剤を一切含んでいない防水
ポリマーセメント系塗膜防水とは、セメント系のパウダーとエマルション樹脂を合わせた材料から成り立っており、
有機溶剤を一切使用していない防水です。
特定化学物質障害予防規則の配慮を必要としないので、安心して採用が出来ます。
無機質な水系の防水材であり、配慮に適した防水となります。
様々な溶剤系の防水材が多い中、とても画期的であり現代にふさわしい防水材です。
もちろんF☆☆☆☆ですので、安心して採用が出来ます。

・施工の際にも有機溶剤などの不純物を一切使用しない
防水の施工といえば、火気や有機溶剤などの危険な物を使って行う事が定番ですが、
ポリマーセメント系塗膜防水材は、火気や有機溶剤などの危険な物は一切使用しません。
その為、引火性やガス中毒などの心配は一切ありませんので、
作業周囲や施工作業上での安全性の向上を図る事が出来る、まさに理想的な防水材です。

・耐久性が高い防水
無機質の材料を使った防水なので、優れた耐久性を発揮する事が出来ます。
また、密着材が高い防水ですので、はがれにくく頑丈な防水とする事が出来ます。
様々な外的刺激に負けずに長持ちするので、メンテナンス費用が掛かりにくい防水と言えます。

魅力は他にも、完成後の美観が良さ・カラーバリエーションの豊富さが挙げられます。
詳しくは次回ご紹介します。