防水工事と防水塗料

マンション外壁の防水工事と防水塗料 その4

さて、これまでマンションの外壁塗料の種類や機能性、そして日本の風土に合わせた塗料選びについての説明をしてきました。
先に説明した「ピュアアクリル塗料」は時期や環境によっては工期が長期化することも予想されますが、防水性、高い耐久性、遮断性などトータルバランスが優れていることを考慮すると、日本のマンションや住宅塗装に求められる要素が備わっていることが理解できます。ピュアアクリル塗料のような防水性の高い防水塗料を使用することによって得られる効果は高く快適な住まいづくりにはおさえておきたい知識の一つです。
しかし、日本のように四季のある風土の場合には“いつ”の時期がもっとも外壁の補修工事や防水工事に適している時期なのでしょうか。
塗料には適度な温度と湿度が必要です。そのため、冬場は防水塗料などが乾燥するまで凍ってしまったり、表面のひび割れや硬化してしまう可能性が高いため冬場には適していません。梅雨時期はコンクリートに水分が含まれすぎてしまい、夏場は蒸発した水分が塗料の下に溜まってしまうため硬化しません。そのため、冬、夏、梅雨時期の施工は向いておらず、一般的に、防水工事も外壁などの補修工事も爽やかな気候の春か台風前の秋が適しているといわれています。
また、建造物によって、とくにマンションなどは入居者の快適性を重視すると夏場の施工を避けるケースも少なくありません。